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【2025年】神戸市・明石市でリフォームで活用できる補助金・助成金

リフォーム、リノベーション相談

リフォームを計画するとき、国や自治体の補助金・助成金制度を上手に活用すれば、費用負担を大きく軽減できる可能性があります。特に神戸市・明石市では、2025年現在、リフォームに利用できるさまざまな支援制度が提供されています。これらの制度は2025年6月以降も申請可能なものが多く、条件を満たせばリフォーム代金の一部を補助してもらえるチャンスがあります。

この記事では、【2025年版】神戸市・明石市で利用できる国および自治体のリフォーム補助制度を網羅的に紹介します。それぞれの制度の内容や補助額、2025年6月以降に申請できるかどうかを含め、リフォームを検討中の方が知っておきたい情報をわかりやすく解説します。

2025年国のリフォーム補助金制度(神戸市・明石市も利用可)

リフォーム

まず、全国で利用できる国の補助金制度です。2025年度は、省エネ性能の向上や住宅のカーボンニュートラル化を促進するために、国土交通省・経済産業省・環境省が連携した「住宅省エネ2025キャンペーン」のもとで4つの補助事業が展開されています。ここでは、その中から一般のリフォームで特に活用しやすい次の3事業をご紹介します(※いずれも2025年6月現在申請受付中です)。

  • 子育てグリーン住宅支援事業(2025年度)
  • 先進的窓リノベ2025事業
  • 給湯省エネ2025事業

子育てグリーン住宅支援事業(省エネリフォーム最大60万円)

子育てグリーン住宅支援事業」は、エネルギー価格高騰の影響を受けやすい子育て世帯や若者夫婦世帯を支援する目的で、2025年度に新設された国の補助金制度です。省エネ性能の高い住宅の新築取得や、既存住宅の省エネリフォームに対して補助金が交付されます。

  • 対象と補助額(新築):長期優良住宅やZEH水準の省エネ住宅、新たな基準「GX志向型住宅」を新築・購入する場合、1戸あたり最大160万円の補助金が支給されます。対象は子育て世帯(18歳未満の子どもを有する世帯)または若者夫婦世帯(夫婦いずれかが39歳以下)です。
  • 対象と補助額(リフォーム):既存住宅の省エネリフォームは世帯の年齢要件なしで誰でも利用できます。高断熱の窓や壁の断熱改修、節水型トイレ・高効率給湯器などのエコ住宅設備設置といった必須工事カテゴリーから2種類以上を実施することが条件で、補助額は1戸あたり上限40~60万円です。必須工事3種類すべて行うとSタイプ(上限60万円)、2種類ならAタイプ(上限40万円)の補助が受けられます。さらに手すりの設置などバリアフリー改修や防災性能向上工事、空気清浄機能付きエアコン設置など任意工事も補助対象に含まれます(※任意工事だけでは補助を受けられず、必須工事と組み合わせる必要があります)。
  • 申請期間:2024年11月22日以降に着工した対象工事が補助対象で、補助金の申請受付は2025年3月31日から開始され、同年12月31日まで(予算上限に達し次第終了)となっています。任意の「予約申請」を行う場合は2025年11月14日まで受け付けられます。2025年6月現在も予算枠に余裕があり、受付は継続中です。

参考:https://kosodate-green.mlit.go.jp/

先進的窓リノベ2025事業(高断熱窓への改修 最大200万円)

先進的窓リノベ2025事業は、住宅の断熱性能を高めるために窓の断熱改修(リフォーム)を行う際に活用できる国の補助制度です。環境省と経産省による補正予算事業で、高性能な窓ガラスや内窓・断熱サッシへの交換工事費の一部が補助されます。

  • 補助額:補助金額は工事内容に応じて定額で支給され、1戸あたり最大で200万円の補助を受けることも可能です(大規模な断熱改修を複数組み合わせた場合)。例えば外窓を高性能なものに交換する際、窓の大きさや種類ごとに一定額(数万円~十数万円)が定められており、その合計が上限額まで補助されます。さらに本事業では窓工事と同時に行う玄関ドアの断熱改修も補助対象に含まれています。住宅全体の開口部断熱を強化したい方にとって魅力的な制度です。
  • 申請条件:原則として既存住宅の窓リフォームが対象で、断熱性能が一定以上向上する製品への交換が条件です。本制度は「住宅省エネ2025キャンペーン」を構成する4事業の一つであり、他の補助事業(後述の子育てグリーンや給湯省エネ事業等)と対象工事が重複しなければ併用も可能です。例えば窓改修と給湯設備交換を同時に行う場合、それぞれで補助金を受けることができます。
  • 受付期間:工事着手は2024年11月22日以降であることが条件となっています。交付申請の受付は2025年3月下旬から開始され、予算に達するまで随時受付(最終締切は2025年12月31日予定)です。2025年6月現在も申請は可能で、補助金の予算消化状況は公式サイトで日々公表されています。

参考:https://window-renovation2025.env.go.jp/

給湯省エネ2025事業(高効率給湯器の設置補助 最大20万円)

給湯省エネ2025事業」は、家庭用の高効率給湯器(エコキュート等)を設置する際に利用できる国の補助制度です。お湯を沸かす設備を省エネ型に更新することでエネルギー消費削減を図る目的があり、国の580億円の予算が充てられています。

  • 補助額:設置する給湯器の種類や性能に応じて定額の補助金が支給されます。具体的には、電気ヒートポンプ式の「エコキュート」なら最大約13万円、ガスと電気併用のハイブリッド給湯器なら最大15万円、家庭用燃料電池「エネファーム」なら最大20万円の補助が受けられます。これらは一定の高性能機種を導入した場合の上限額で、基本額(例えばエコキュート6万円/台)に性能要件を満たすことによる加算額を合わせた金額です。また、旧式の電気温水器や蓄熱暖房機を撤去する工事を同時に行う場合、その撤去費用についても1台あたり数万円の補助が上乗せされます。
  • 利用条件:補助を受けるためには、あらかじめ「給湯省エネ事業者」として登録された施工業者に依頼する必要があります。一般の施主が自分で申請することはできず、登録事業者(リフォーム業者や販売店)が代理で申請・補助金受領を行い、後日その分を工事費用から差し引いて施主へ還元する仕組みです。したがって、まずは対象製品に精通した施工業者に相談することが大切です。
  • 受付期間:工事着工日は2024年11月22日以降であることが条件です。2025年3月下旬から交付申請の受付が開始されており(事業者登録自体は同年3月10日から開始)、予算上限に達するまで先着順で受け付けられます(遅くとも2025年12月31日まで)。6月現在も申請は可能ですが、補助金枠は先着順で消化されるため、検討中の方は早めに動くことをおすすめします。

以上の国の補助金は、いずれも2025年6月時点で申請受付中です。ただし予算額に達し次第終了となる場合がありますので、最新情報は公式サイトで確認しましょう。また、複数の補助制度を併用して大幅な補助額を得ることも可能です。例えば窓断熱リフォームと給湯器交換をセットで行えば、合計で数十万円規模の補助を受けられるケースもあります。各制度とも申請には事前の契約・着工前手続きが必要なので、リフォーム業者と相談のうえ計画的に進めましょう。

参考:https://kyutou-shoene2025.meti.go.jp/

神戸市で利用できるリフォーム補助金・助成金制度

神戸市

次に、神戸市におけるリフォーム関連の補助制度を紹介します。神戸市では「外壁塗装や屋根の改修などの一般的なリフォームの補助は行っていません」が、耐震化やバリアフリー化、空き家の活用促進など特定目的の改修に対してはいくつか助成制度があります。

2025年6月時点で申請可能な神戸市の主な支援策として、住宅の耐震改修補助、高齢者等の住宅改修助成、そして空き家活用や店舗転用に関する補助を取り上げます。一般的なリフォーム費用は自己負担となりますが、該当する工事内容があれば市の制度を上手に活用しましょう。

耐震改修設計・工事の補助(神戸市住宅耐震化促進事業)

阪神・淡路大震災を経験した神戸市では、住宅の耐震化を重要施策として位置づけています。その一環で提供されているのが「耐震改修設計・工事の補助」です。1981年5月31日以前に建築された木造住宅など耐震性の低い住宅を対象に、耐震診断・補強計画の策定や耐震改修工事費の一部が補助されます。

  • 補助内容(耐震改修計画策定):旧耐震基準の住宅について耐震診断を行い、補強計画と見積もりを作成する費用の90%を補助(上限27万円)してもらえます。共同住宅の場合は2/3補助で上限12万円×戸数となります。まず無料の簡易耐震診断を受けてから精密診断・計画策定に進む流れです。
  • 補助内容(耐震改修工事):実際に耐震補強工事(耐震壁の設置、基礎補強、屋根の軽量化、減築など)を行う場合、工事費の5分の4(80%)が補助され、上限100万円まで支給されます。例えば耐震改修工事費が250万円なら、そのうち100万円が補助金として受け取れる計算です。共同住宅では戸当たり上限50万円×戸数となります。
  • 簡易改修や部分補強:住宅全体の本格的な耐震補強が難しい場合、部分的な耐震改修への補助メニューもあります。例えば主要な柱や壁だけ補強する「簡易耐震改修」では工事費の4/5(上限80万円)を補助。就寝時の安全を確保する耐震シェルター設置や屋根軽量化工事、住宅の建替えについても個別に補助枠が用意されています(各上限あり、件数制限あり)。

これら耐震補助を利用するには事前に「すまいの安心支援センター(すまいるネット)」への相談・申請が必要です。2025年度の受付期間は2025年4月1日から2026年2月16日までとなっており、予算の範囲内で随時受け付けています。耐震補強工事を検討している方は、ぜひ早めに専門窓口に相談しましょう。適切な補助制度を組み合わせれば最大約127万円(計画27万+工事100万)の助成を受けられるケースもあります。

参考:https://www.city.kobe.lg.jp/a31423/shise/kekaku/kenchikujutakukyoku/policy/taishinkasokushin/hojosedo/sekke-koji.html

高齢者・障害者住宅の改修助成(住宅改修助成事業)

神戸市では、高齢者や障がいのある方が安心して暮らせる住環境づくりを目的に、住宅のバリアフリー改修費用の一部を助成する「住宅改修助成事業」を実施しています。対象となるのは、要介護認定で「要支援」または「要介護」と認定された高齢者、もしくは身体障害者手帳をお持ちの方がいる世帯です。ただし世帯の所得制限があり、生計中心者の前年所得が600万円以下(給与収入のみの場合は年収800万円以下)であることが条件です。

  • 補助内容:玄関や廊下への手すり取付け、段差解消、滑り防止床材への変更、扉の引き戸化など、介護が必要な方の自立を助ける改修工事が広く対象となります。工事費の一部(原則8~9割)が給付され、補助金の支給限度額は100万円です。介護保険の住宅改修費(上限20万円)と重複しない部分について助成されます

※いずれの制度も工事着工前に申請が必要なので注意しましょう。詳細な条件や手続きは神戸市公式サイトの案内ページを事前によく確認してください。

参考:https://www.city.kobe.lg.jp/a39067/kenko/fukushi/koreshafukushi/am06/juukyo/a045.html

 

その他: 空き家活用・店舗リフォームに対する支援策

 神戸市では、一般的な住居部分のリフォーム補助は行っていないものの、空き家や空き地の有効活用住宅の一部を店舗等に改装する場合などに対して独自の支援制度を設けています。「住宅地における店舗等立地支援事業」では、住宅地で店舗を新築したり既存住宅を店舗にリフォームする際に工事費の一部を補助しています。

また、空き家の活用を応援するため、地域貢献目的で空き家を改修・活用する場合の初期費用補助や維持管理費補助の制度もあります。例えば、空き家を地域活動拠点にするための片付け・改修費用に補助が出る「空き家活用補助」や、空き家取得時の仲介手数料・登記費用を補助する制度などがあり、2025年度も受付が行われています(4月開始)。こうした制度は一般のリフォームとは異なる目的ですが、該当するケースでは費用負担の軽減になります。自宅の一部を店舗に転用したい場合や、使われていない家屋の活用を検討している場合は、神戸市のホームページで詳細要件を確認してみましょう。

その他の支援策:住宅リフォーム減税制度など

補助金以外にも、リフォームを行うことで受けられる税制上の優遇措置「省エネ改修工事に伴う固定資産税の減額措置があります。たとえば一定の省エネ改修工事(断熱改修等)を行った住宅は、その工事完了翌年度分の固定資産税が1/3減額されます(長期優良住宅認定を取得した場合は2/3減額)。この固定資産税減税は2026年3月31日までに工事完了した住宅が対象です。また耐震改修を行った場合にも固定資産税減額措置が別途ありますが、省エネ改修減税との重複適用はできません。

さらに、一定のリフォームで住宅ローン減税の控除期間延長や所得税控除(リフォーム減税制度)を受けられる場合もあります。補助金とあわせて減税も活用すれば、リフォーム後の税負担を軽減できるので、工事内容に応じた各種制度を市役所や税務署に確認しておくと良いでしょう。

参考:https://www.city.kobe.lg.jp/a03858/kurashi/tax/kotei/sansyo4/shouene.html

明石市で利用できるリフォーム補助金・助成金制度

明石市

続いて、明石市におけるリフォーム関連の補助制度を紹介します。明石市では、一定の条件のもとリフォーム費用の一部を助成する独自制度があります。特に「明石市住宅リフォーム助成事業」は、市民が市内業者を使ってリフォームを行う際に費用の一部を補助する制度で、大変人気があります。このほか、耐震改修や高齢者向けの住宅改造助成も神戸市同様に用意されています。2025年6月時点で明石市で利用可能、または最新募集状況の制度について説明します。

明石市住宅リフォーム助成事業(※2025年度募集は終了)

 「明石市住宅リフォーム助成事業は、明石市民が市内の施工業者を利用して住宅の改修工事を行う場合に、費用の一部を助成する事業です。工事費20万円以上(税込)のリフォームが対象で、その工事経費の10%(上限10万円)が補助されます。

2025年度は助成希望者50人の募集が行われ、応募多数のため抽選が実施されました。募集期間は2025年4月15日~5月15日で、5月22日に抽選会が行われ当選者・落選者が決定しています。当選者には5月下旬以降に申請書類が郵送され、本格申請手続きを経て助成金交付決定となります。

2025年6月以降、この事業の新規申請募集は終了しており、追加募集もありません。来年度以降も同様の事業が実施される可能性がありますので、利用希望の方は明石市からの募集案内(毎年春頃)をチェックするとよいでしょう。なお、本助成金は過去に同制度を利用していない世帯のみが対象で、一度受けると同一住宅について再利用はできません。

参考:https://www.city.akashi.lg.jp/sangyou/sangyou_ka/top/rifomu.html

 

耐震改修支援(明石市住宅耐震化促進事業)

明石市でも、耐震性向上を図る改修工事に対して補助を行う「住宅耐震化促進事業」があります。阪神・淡路大震災の教訓を踏まえた制度で、耐震診断や耐震改修の計画策定、工事実施に係る費用の一部を補助するものです。

補助メニューはいくつかあり、例えば居室に耐震シェルター(地震時に身を守る防護枠)を設置する場合は定額50万円(※65歳以上のみの世帯では上限100万円)の補助があります。また屋根の軽量化工事にも別途補助枠が設けられています。一般的な耐震改修工事についても費用の4/5(戸建住宅の上限額は100万円)の補助が用意されており、耐震診断費や補強計画策定費用も含めて支援を受けることができます。2025年度は受付期間が6月11日~10月末頃予定と定められております。申請には事前に耐震診断結果や工事見積書の準備が必要となりますので、希望者は早めに明石市都市安全課などに相談し、手続きを進めましょう。

参考:https://www.city.akashi.lg.jp/tosei/ken_anzen_ka/kurashi/sumai/taishin/gaiyo.html

高齢者等の住宅改造費助成(バリアフリー改修助成)

 明石市の「高齢者等の住宅改造費助成は、日常生活に支障のある高齢者や障害者が安心して暮らせるよう住宅を改造する費用を補助する制度です。手すりの取付け・段差解消・和式から洋式トイレへの改良などが典型的な対象工事で、介護保険の住宅改修(20万円まで)の上乗せ助成として位置付けられています。

助成対象工事費の合計額(上限100万円)から介護保険など他制度による給付額を差し引いた額を助成対象基準額とし、その基準額に所得に応じた助成率を乗じた金額が助成金として支給されます。所得階層によって助成率が異なり、低所得世帯ほど自己負担が少なくなる仕組みです。

なお昭和56年5月31日以前に建築された木造住宅については、耐震診断を受けないと助成を受けられないという条件があります(住宅の耐震性確保のため)。申請前に明石市長寿支援課等へ相談が必要で、職員による現地調査のうえ助成の可否が決定されます。2025年2月時点で制度内容の更新が行われており、現在も相談受付中です。該当する方は、介護保険の改修助成と合わせて活用し、住環境のバリアフリー化を進めましょう。

参考:https://www.city.akashi.lg.jp/fukushi/k_kaigo_shitsu/kenko/koresha/jyutaku-kaizou.html

補助金を賢く活用するためにD’sHOMEへ相談を

各種補助金を上手に活用することで、神戸市・明石市でのリフォーム費用を大きく削減することが可能です。しかし、申請手続きや要件の確認には専門知識が必要な場合も多く、適用できる制度を見逃さないためにもリフォームのプロに相談するのがおすすめです。

地域密着のリフォーム会社 「D’sHOME」では、神戸市・明石市エリアでの住宅リフォームを豊富に手がけており、各種補助金制度にも精通しています。プラン提案の段階から補助金申請の代行までしっかりサポートし、お客様が安心してお得にリフォームできるようお手伝いいたします。キッチンやお風呂の設備交換から耐震改修、省エネリフォームまで幅広く対応しておりますので、ぜひお気軽にご相談ください。

補助金を賢く利用して、理想の住まいづくりを実現しましょう。神戸市・明石市でのリフォームは、地元の信頼できる専門業者とともに進めることで、手続きも施工もスムーズに進みます。補助金+プロの力で、安心・快適なリフォームを成功させてください。

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著者情報

この記事の筆者

D’s HOME(ディーズホーム)

神戸・明石を中心に戸建て住宅・マンションのリフォーム・リノベーションや、リノベーションに適した中古物件のご紹介をしています。
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